3月の誕生石です。
リゾート地の海を思わせる澄んだブルー。水と海、という名前のように、古代ローマではアクアマリンは船旅の安全を守り、様々な恵みをもたらしてくれる豊穣の石として珍重されていました。地球の大部分を覆う海のようなおおらかな癒しの力をもたらしてくれる、幸運の石です。
アクアマリンが持つと言われるパワー・意味について
海は原初の生物が生まれ出た場所であり、生命力や包容力の象徴であるとされます。海の加護を受けたアクアマリンは、心身にエネルギーを満たし日々を健康に過ごせるようにしてくれるのです。毎日のストレスで体が疲れてしまった時、辛い環境下で精神的に参ってしまった時、疲労や心の重みを取り去ってくれるでしょう。
あまりにも体が重く感じられる時は、体内に毒素が溜まってしまっているのかもしれません。海のような浄化作用を持つアクアマリンは、体内の循環に働きかけ、免疫力を向上させるとも言われています。
海からは海産物が多く採れます。沢山の命をはぐくむその様子から、アクアマリンには財や幸運、時に子宝に恵まれるパワーがあるとされてきました。青は幸運を象徴する色であり、幸福と喜び、平和の象徴のアクアマリンは結婚式のプレゼント等にとても適した石なのです。
また、アクアマリンは満ちてゆく海のように、人の繋がりをも円満にしてくれます。心が穏やかになる事で、周囲の人達にいつもより親しく声がけできたり、気遣いを行動で表現できるようになります。この石に願いをかけることで、祈る思いがさざ波のように周りの人々に伝わり、波の音に気持ちが安らいでいくような、そんな優しさをもたらしてくれるでしょう。
こんな方に好まれて使われています
・旅行、特に船旅のお守りとして
・心や体が疲れて、癒しが欲しいとき
・人間関係を良くしたいとき
アクアマリンのお手入れ・浄化方法
アクアマリンは硬度が高く、傷もつきにくいためクラスターやセージによる浄化も有効です。
また、水、特に名前にちなむ海水での浄化が特に効果的です。海水に浸す機会がなければ、食塩水でも代用できます。
ただし、水分がついたまま放置すると石の傷みの原因となります。浄化の後はタオルなどで水気をとって保管してください。
鉱物データ
アクアマリン(藍玉[らんぎょく]) Aquamarine |
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色 |
青色 |
主な産地 |
ブラジル、ロシア、パキスタン 他 |
結晶系 |
六方晶系 |
硬度 |
7.5~8 |