ラテン語で『心臓』を意味する「カー」が、その名に由来するといわれるカーネリアン。古代エジプトで死者の副葬品として多く出土し、死後も心臓を守ってほしいという願いが込められていたのではと言われています。心を奮い立たせるような勇気や活力を与えてくれる石です。
カーネリアンが持つと言われるパワー・意味について
エジプト、メソポタミア文明の中でもかなり古くから珍重されてきた石で、血や炎のような明るい色が、行動を起こすエネルギーや物事に対しての向上心をもたらすとされてきました。フランス革命で知られる英雄・ナポレオンも、カーネリアンで作った印章を大切にしており、エジプト遠征の際などに肌身離さず持っていたというエピソードがあります。
自分には努力が足りない、また潜在的な力を出し切れていないと思う時、カーネリアンのアクセサリーを身につけると本気の底力が発揮できるようになるそうです。
気持ちが滅入ってやらなければいけない事に手がつかない、どうも漫然と毎日を過ごしてしまうといった場合にも、ネガティブな感情をカーネリアンが取り払ってくれるとされます。失敗したらどうしよう、止めておこうかなという迷いや、優柔不断な考えが払拭され、達成したい目標に向けての情熱ひとすじに活動できるようになります。学業やビジネスで成果をあげたいと思っている人には心強いお守りと言えます。
血流に働きかけ、体調をよくするという言い伝えもあるので、病気がちな方にも良いのだそうです。
トラブルに怯えず常に前進し続ける事は、誰にでも出来ることではないかもしれません。それでも現状に満足せず、失敗や経験を重ねてより自らを研鑽して人間としての器を高めようとする人がいたならば。カーネリアンはその人の背中を強く押し、歩み続ける勇気をくれるはずです。
こんな方に好まれて使われています
・目標に向けて全力で頑張りたいとき
・新しく始める事を成功させたいとき
・やる気をもっと出したいとき
カーネリアンのお手入れ・浄化方法
クラスター、セージ、流水、月光などでの浄化が適しています。
長時間太陽光や、強い光に当てると変質してしまうため、日光浴は避けることをおすすめします。
鉱物データ
カーネリアン(紅玉髄) Carnelian |
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色 |
赤、橙 |
主な産地 |
インド、ブラジル 他 |
結晶系 |
潜晶質石英 |
硬度 |
6.5~7 |